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輪郭などなく ひかる月

budamunk [the corner]

大名盤です。ぜひ、聴いてほしいよ、ひとりでも
多くの方に。てお前(ワタス)誰だよって感じだけどw

ファンですが。 なにか?

と開き直ってみる。あのね、先週金曜日に
ずっとずっと楽しみにしていた、リリースパーティに
行ってきたのですが、結構な大ショックを受けてきました。

あまりにも、すばらしすぎて。
息をのむ、想像を遥かに超えた音楽がそこにありました。

hiphop 好き とか結構吹聴していたけどほとんど知らないし
けれど確かに、ヒプホプのテンポやループやけだるそうな、
今を踏んだ言葉遊び(lyrics)は、年相応に20代から脱皮する

ロックとの入れ替わりとして、選んだのは必然でありました。

が、私は知りました。ヒプホプなんじゃなくて、
budamunkが、いまの私が一番好きといえる音楽なんだと。

その前までにやってたdoubledouble。お客さんもおんなしくらい
若い。チャらい。(笑)いや、全然カッコいいのだけど、なぜみんな
「適当に〜」てMCなんだろう。意外にマメに継承されますよね、

ヒプホパーはヒプホプ概念を。別に無理にストリートっぽく
しなくってもいいのに。服装しかり。それがまぁ、侍の如く
ポリシーなのかもしれないけど。とか少し斜めに見てしまう

のは、この日は仕事帰りだったから。一週間の疲れがこびり
ついてましたから、あまりパーティな気持ちまでエンジンが
かかりきれてませんでした。そして物凄い人の多さだったし、

budamunkさんの人気を改めて実感しました。そして、

はじまったのだけど、もう、全然、別のものでした。

いきなり、ブレイク。ブレイクビーツ とはそういうもの?
かもしれませんが、もう、そこは空白なのですね。主役は

余白なのです。そこに、沈黙がたしかな存在を謳い、
熱気にまみれた会場を支配しました。そうなのです、

私がはじめて、budamunkの音楽を聴いた時からこの感覚
知ってました。ipodでも。けど、この日は私が知っている

budaさん以上に、荒々しいブレイクで、音色もバグ音の
ような、すこしJUKEを意識した乱暴な印象をもちました

が、それでもそこは、彼のもつ静寂な世界で在って、
もうこれは、ブレイクビーツでもヒップホップでも、

なくて budamunkの音楽 なんだと全身がヒヤリと

「 わ、鳥肌 。」 感じまくっていたのです。

だれに隠すわけでもなく、タダは零れるままに涙を
垂れ流していました。この張りつめるような緊張感

美しいものをみた瞬間にささる、凍てつくような棘
音楽だけで感じさせられたのは、何年ぶりだろう。

旋律だと、ずっと思っていました。この美しさが分泌
される泉は。元々、budaさんを好きになったきっかけは
ループする鍵盤の美しさで、どこかクラシックな要素を

感じ、それまでのヒプホプのイメージを変えてくれたの
だけど、新譜にはほぼ、メロディがなくなっていました。

だから初めてCDを聴いたときは、正直さびしさも感じた
のですが、この日のliveで、音程だとか音階だとか単純な
ものではないことを知る。  美しさとは、なんなんだろう。

今もはっきり提言できないけれど、budamunkはそれを
表現している。聞きつづけたなら辿りつける気もするし、

またさらに既存観念から、遠くへいってしまう気もする。
追えど追えどとどかない。わたしはここよ!と声を大に

するでもなく。語りかけるようにメロディを弾くでもなく
ただそこに、余白がある。ビートをうつ。時におぼろげな

幽玄の燈火。ぼんやりと霞んでは光る、真っ暗な空に

月があるから夜は、さらに闇となる。そういう景色を、
いにしへの絵師たちは、墨と和紙とでえがいたけれど、
みせてくれた。ビートだけで。 彼は音楽 そのもの。

kikimoranran.tada


 
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2015年08月04日(火) 00:18 by kikimoranran [ Edit ]

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